医療は進歩しているが最終的には笑顔と人

私は20代前半の頃、婦人科系の病気で手術をするために一週間ほど大学病院に入院したことがあります。

大学病院なので看護師さんがたくさんいて、担当の看護師さんも日によって違いました。その中でも一番印象に残っているのが、当時私と同じ歳だった女性の看護師さんです。

まだ経験も浅く初々しい看護師さんで、人によっては「頼りない」と感じる方もいるかもしれませんが、私にとっては親近感のわく、安心できる存在でした。

その入院は、私にとって初めての入院で、手術も初めて。同室の方々は年配の方ばかりで、おしゃべりをするような雰囲気でもなかったので、すこし寂しい気持ちでいました。

でも彼女が担当してくれた時は、同じ世代なので友達が来てくれたような感覚になり、私が読んでいた雑誌の話をしたり、病気以外の事も考える事ができたので、心が癒されました。

看護師さんの仕事は、体力的にも精神的にも大変なものだと思うのに、いつでも親切に笑顔で接してくれるので嬉しかったです。

私は当時、金融機関で窓口の仕事をしていたので、彼女のようにいつでもお客様から喜ばれるような対応ができるように頑張ろうと思いました。

病院は不安を抱えていく人が多いと思いますが、そこで受ける印象で今後の治療や病気への向き合い方が全然違います。医療はどんどん進歩していきますが、最終的にはやっぱり人だと思います。